ちょうど通りかかったうどん屋さんの店先での出来事です
小さな段差で杖をついたご主人が転んでしまって…
とても品の良い小柄な奥さまの介助のお手伝いしました
ご主人も小柄でとても軽かった…
お二方とも70代後半くらいでしょうか
ご主人はお身体は不自由だけれど頭はシャッキリされていて、ご本人のもどかしさが伝わってきてちょっと切なくなりました
「ありがとうございます。すみません。」
と何度も恐縮したように奥さまはおっしゃってらしだけれど、こういうのはお互いさまです
うちも実家では祖父の介護を10年しましたから…
「老老介護なのよ〜」と奥さまの言葉が心に刺さります
とても品のいいシルバーのベンツに乗り込んだご主人を見届けて、わたしはその場を去りました
ほんの5分くらいの出来事でした
どんな素敵な人にも、老いは平等にやってくるのですね
これからの日本はこんな場面に遭遇することが増えるんだろうな…
いつも優しく手を差し伸べられる自分でありたいなと思いました